店長のひとりごと・・・
NO.2
第五回国際鉄道模型コンベンション(JAM)にショップとして参加しました。
普段はオンラインショップとしてやっておりますので、お客様と直接面と向かって話すことは少ないのですが、
はじめて直接お話しをしながら販売することが出来ました。
私としては貴重な体験でした。
是非来年も参加したいのですが、何せクラブ(Gゲージクラブ)のメンバーに多大なご迷惑をおかけしながらの
出展でしたので、クリヤーしなければならない問題がたくさんあります。
お手伝いいただいたクラブメンバーのみなさん、またショップに張り付いていたため、クラブブースにほとんど
参加できなかったことにより、ご迷惑をおかけいたしましたメンバーのみなさん。本当にありがとうございました。
今回のショップとしての出し物ですが、Bachmann製Gゲージ機関車にKadeeカプラー・Phoenix Soundを装備し、
ポイントtoリバースのレールを敷き、終着駅での編成入れ替え実演を行いました。
2m×4mという小さなスペースでしたが、思った以上の運転の楽しさを見ているお客様以上に感じました。
なかには連結の際の旗振り役(?)を1時間以上やられていたお客様もおられ、Gゲージの伝道師としては
当初の目的は充分に達成されたものと思います。
二の次(?)の目的である売り上げは・・・・聞かないでください。 出展単独で考えたら大赤字です。(^^!
それでも小さな子供が目をキラキラさせて見入っているのを見ていると、将来のお客になってくれることを充分に期待できます。 (いつのことやら)
またやろうかな〜
何年ぶりかの書き込みですねぇ〜
LGBが倒産してしまいその後のごたごたが長すぎて当店の売り上げにも大きく影響してしまいました。
なにせ売り物が無いのですかね。 その後LGBは復活したようですが経営元がハゲタカファンドですから
いつどうなるか明るい将来は全く見えません。
一部の狂信的 ”LGB教信者” は喜んでいるようですが私は素直に喜べませんね。
今年はヨーロッパの模型メーカーがバタバタと倒産・買収されていきました。
老舗とよべるヨーロッパのメーカーは一通り経営母体が替わってしまったようです。
それでも良い製品を作ってくれれば良いのですが質が悪くなり値段が上がる傾向にあります。
想像するに新経営者がコスト計算をかなり厳しくしたために、外注先を今までと換えてしまったことに
あると思います。 主に中国生産ですが鉄コレやらBトレを作れる程度の工場はいくらでもあるようですが
まともな鉄道模型を作れる工場はそんなに無いようです。
ファンドの連中にはそんなこともわからないんでしょうねぇ〜 きっと・・・・・・
アメリカ発のサブプライムローン恐慌の嵐が世界中を駆けめぐっています。
紙切れだけで金儲けしようなんて考えはいずれは破綻を迎えることを何度やってもわからない
懲りない連中がいるんですね。
模型業界にもその大きな波が打ち寄せてきています。
中国の ”鉄道模型が造れる工場” つい最近身売りしてしまいましたし、
当店も10月を境に売上がかなり下がってきてしまいました。
Bachmannもアメリカのクリスマス商戦向け製品の出荷をほぼ全て停止してしまいました。
いま出荷しても予定数を捌けないし、ただ安売り合戦に巻きこまれるだけど判断したのでしょう。
その影響で当店も今年の年末は新製品なし・・・・・です。
景気が回復する要素も全く見えませんしねぇ〜
中国型の魅力
首都圏では103系が引退し新幹線では0系が運用から外れ来年3月には東京駅発の
ブルートレインがなくなるようです。
これで一部の列車を除き機関車の牽く客車列車はほとんど見ることができなくなりました。
運用効率などを考えると”進歩”なのでしょう。
撮り鉄さんたちの次のターゲットはEF81あたりになるのでしょうかね?
私も含め客車列車がなくなることに寂しい思いをしている方も多いと思います。
当店では中国型も扱っていますがここ最近やたらと中国型が気になります。
その理由はどうやらその車種に原因があるようです。
中国でも最近は電車が運用に就くようになりましたが客車列車がかなりの比率を占めています。
そんなところに嘗ての”国鉄”と想いが重なっているようです。
展望車はないものの優等列車には食堂車も付いていますし日本とは比べ物にならないほどの長距離
運用もあり、国を跨いだ国際列車も存在しますので日本のように食堂車を排除する理由は見あたりません。
スピードも標準軌で軌道が安定してるため160km/h・ 180km/hなんて当たり前のようです。
アメリカでも嘗て客車列車全盛時代がありましたがその役目は航空機に取って代わりました。
その編成は嘗ての東海道特別急行と似たように見えますし、もしかしたら日本が真似したのかもしれませんね。
そっちはそっちでやはり捨てがたい魅力があります。
その中国でも比較的短距離都市間(といっても400〜500km)を走るのは電車に代わりつつあります。
それもヨーロッパの技術を導入した高速電車と日本の新幹線技術を導入した電車です。
日本の技術で作った方はまんまコピーのようで日本人が見たら”新幹線”としか見えないでしょう。
元々の軌間が標準軌ですのでそれが在来線を当然のように走っており駅ではDLの牽く客車列車と
隣り合わせで並んでいますし、ダブルスタッグコンテナ列車と本線上ですれ違ったりしています。
私としてはいつまでも客車列車全盛でいてほしいのですがね。
そんな中国では今年を最後に蒸気機関車は運用から外れたようです。
もはやこれまでか・・・・・・
春先にメルクリン2度目の倒産のニュースが世界中を駆けめぐりました。
メルクリンともなると鉄道模型をやっていない方でもそれなりに知名度がありますから、一般のニュースでも
紹介されましたのでご存じの方も大勢おられると思います。
と言うことはその子会社であるLGBも2度目の破綻をしたと言うことですね。
原因は親会社であるイギリスのハゲタカファンドが手を退いたためです。
先にも書きましたが私の予想がピタリと当たったことになりますね。
メルクリンは当然再生を模索しますし、その過程で不採算部門を切り離すでしょう。
Gゲージより当然HOの方が売れますからLGBはその場合切り離される対象に該当し
売りに出されることになります。
どこか有力な会社が買ってくれればそれはそれで良い方向に向かうでしょうが、今の経済状況では
手を挙げる『ホワイトナイト』が現れるとは思えません。
最初の倒産のときには有力な鉄道模型メーカーに会社譲渡の話があったらしくBachmannにも当然ありましたが
合意には至りませんでした。
LGB倒産以降Bachmannはアメリカの3線Oゲージの会社と中国国内の鉄道模型工場を買収したため
いくらなんでもLGB買収はできないでしょう。 それにこの経済状況はなおさらですね。
今思えばあの時Bachmannに譲渡していれば今の状況にはならずに済んだのでしょう。
中国製品が嫌いな方も大勢おられるのでそれが『ベスト』ではないでしょうが影も形もなくなるよりは
まだマシかも・・・・・
今や人件費の高い国で鉄道模型は作れなくなっていますのでドイツ企業に拘り続けるのなら
再起はかなり難しいでしょう。
困った状況・・・・・・・
数年前のリーマンショック以降なかなか経済が持ち直さないですね。
当店の売上も芳しくなく低空飛行状態が続いています。
そんな中、いつの間にか鉄道模型の世界シェアのかなり部分を占めてしまった中国の状況がよくありません。
鉄道模型に限らず中国の工場事情ですから全ての工業品に当てはまりますが鉄道模型も当然含まれます。
年率20%にもなる賃金上昇
一人っ子政策による弊害
残業0政策
この3つを取っただけで製造コストに占める人件費の割合が異常に上がっているのがわかります。
基本的に中国の場合、工場労働者は『民工』と呼ばれる地方から出稼ぎ労働者が占めています。
旧正月前後のの民族大移動はその為です。
人件費高騰・残業0政策はは政府が音頭をとって進めており企業は逆らうことが出来ません。
内陸地に工場誘致を政府が進めている。
今まで沿岸部に集中していた工場を内陸地にもつくり地方経済と『民工』の負担を減ら政策を進めています。
これにより家族の都合などで『民工』として都市部に出稼ぎに行かなくても比較的地元で働くことが出来ます。
これにより既存沿岸部の工場は慢性的な人手不足・人数確保の結果『民工』の質の低下・待遇の改善が必要になりコスト上昇に拍車がかかっています。
最近のニュースによると沿岸部だけで1000万人以上の『民工』不足が発生しているようです。
その為工場の寮は個室・エアコン装備・インターネット接続環境などがないと『民工』が集まらないようです。
またもともと民度の極端に低いお国柄ですが一人っ子で甘え世代が増えわがまま放題・・・みたいです。
下請け部品工場も当然条件は同じかもっと悪いようです。
納期に間に合わない・不良率の増加・・・
逆に質の良い部品を作っているところの経営が怪しくなってきているようです。
このことはけっして評価の良くない中国製品がさらに良くないことになることだと思うんでですが。
今やここまで中国生産から抜けられない状況が出来上がったしまった以上、
『質が悪から買わない』とは言えなくなってきていることに矛盾と腹立たしささえ感じるようになりました。